こんにちは

虫歯予防には、フッ素が効果的です。

フッ素の使い方として、最も身近なのが、フッ素入りの歯磨き粉です。

現在、いろいろなメーカーからさまざまなフッ素入り歯磨き粉が発売されています。

明治時代から歯磨き粉を作り続けているライオンのクリニカもそのひとつです。

今回は、クリニカの歯磨き粉についてご紹介します。

〇フッ素入り歯磨き粉の効果

フッ素入りの歯磨き粉の一般的な効果についてご説明します。

●エナメル質の再石灰化促進

虫歯の原因は、虫歯菌が作った酸によって歯の表面が少しずつ溶かされていくことにあります。

虫歯菌によって溶かされた部分は、唾液の成分によって元の状態に戻ろうとします。

これを再石灰化作用といいます。

フッ素には、この再石灰化作用を促す効果があり、歯を元の状態に戻しやすくします。

●エナメル質の強化

再石灰化の際にフッ素が歯に入り込むと、虫歯菌が作り出す酸に対して強くなり、歯が溶かされにくくなります。

●虫歯菌の抗菌作用

フッ素には、虫歯菌が活動しにくくする働きがあります。

虫歯菌が酸を作り出しにくくすることで、虫歯そのものを生じにくくします。

〇クリニカのフッ素入り歯磨き粉の特徴

クリニカの歯磨き粉の特徴をご紹介します。

●フッ素の高密着化

フッ素は虫歯予防効果が高いことで知られていますが、クリニカではエナメル質の表面をフッ素の吸着力の高いコーティング剤で覆うことで、より多くのフッ素が歯にとどまるようにしています。

●プラーク除去効果アップ

虫歯や歯周病の原因菌はプラークの中に潜んでいるため、プラークを取り除くことは歯の健康を保つ上でとても大切です。

クリニカでは、プラークを分解するDEX(デキストラナーゼ)や、プラークを除去しやすくするTDS(テトラデセンスルホン酸ナトリウム)などのさまざまな酵素を薬効成分として配合することで、プラークの除去力を高めています。

●虫歯菌への抗菌作用

虫歯菌や歯周病菌が潜むプラークを取り除くだけでなく、クリニカでは虫歯菌や歯周病菌そのものを殺菌するようにしています。

この目的のための薬用成分として、LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)も加えています。

〇クリニカのフッ素入り歯磨き粉の種類

●クリニカハミガキ

フッ素が歯に長時間とどまるようにすることで、エナメル質の再石灰化作用と虫歯の進行防止作用を高めています。

また、 TDS(テトラデセンスルホン酸ナトリウム)の効果で、プラークを除去しやすくしています。

味は、”マイルドミント””フレッシュミント”の2種類です。

●クリニカ NEXT STAGE+知覚過敏ケア ハミガキ

年とともに歯肉が下がりますが、これに伴って歯根が出てきます。

露出した歯根は虫歯になりやすく、歯根の虫歯予防はとても大切です。

そこで、クリニカNEXT STAGEは、歯根の虫歯予防を高めています。

フッ素は、虫歯予防効果の高い、1450ppmの高濃度タイプです。

また、虫歯や歯周病の原因菌を殺菌するLSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)も配合しています。

プラークを分解するDEX(デキストラナーゼ)に加え、落としやすくするTDS(テトラデセンスルホン酸ナトリウム)も入っています。

露出した歯根部分は擦り減りやすいため、擦り減りを予防するため、ジェルタイプとなっています。

知覚過敏ケアは、歯根露出に伴う知覚過敏を防ぐため、硝酸カリウムを加えてたタイプとなります。

味は、”クリアシトラスミント””リラックスミント”の2種類です。

●クリニカ NEXT STAGE + ホワイトニング ハミガキ

歯根部分の虫歯予防効果を高めたクリニカNEXT STAGEの、着色汚れ除去を重視したタイプです。

クリニカNEXT STAGEの高濃度フッ素、LSS、DEX、TDSなどの成分はそのままで、着色汚れを取りやすくするポリアクリル酸ナトリウムを配合しています。

味は、”リフレッシュミント””ホワイトハーブミント”の2種類です。

●クリニカ アドバンテージ ハミガキ

虫歯予防効果を高めた高濃度フッ素(1450ppm)タイプの歯磨き粉です。

虫歯や歯周病の原因菌の殺菌効果を高めたLSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)、歯石予防するTPP(ポリリン酸ナトリウム)、プラークを分解するDEX(デキストラナーゼ)、プラークを取り除きやすくするTDS(テトラデセンスルホン酸ナトリウム)などの薬効成分も配合しています。

味は、”ソフトミント””シトラスミント””クールミント”の3種類です。

●クリニカ アドバンテージ + ホワイトニング ハミガキ

高濃度フッ素(1450ppm)入りの歯磨き粉です。

先にご紹介したクリニカアドバンテージに、黄ばみ汚れを取り除く高い効果を加えた歯磨き粉となっています。

味は、”シトラスミント””クリアミント”の2種類です。

●クリニカ アドバンテージ ジェルハミガキ[電動歯ブラシ向け]

高濃度フッ素(1450ppm)入りの歯磨き粉です。

電動歯ブラシでも使いやすいようにジェルタイプになっています。

ジェルタイプなので泡立ちが少なく、回転式の電動歯ブラシで使っていただいても、飛び散りにくいです。

研磨剤が入っていないので、電動歯ブラシで磨いても歯がすり減ることがありません。

もちろん、手用の歯ブラシでの歯磨きに使っていただいても大丈夫です。

●クリニカ エナメルパール

美白効果を重視した歯磨き粉です。

着色汚れやプラークの除去だけでは美白効果は不十分です。

歯の光沢感も欠かせません。

そこで、薬用フルオライドの効果で、エナメル質の再石灰化効果を促進し、エナメル質の表面密度を高めるようにしています。

また、ラウロイルグルタミン酸ナトリウムの効果で、着色汚れがつきにくくします。

味は”ホワイトフローラルミント””フレッシュシトラスミント”の2種類です。

〇クリニカのフッ素入りの歯磨き粉の種類

クリニカの子どもさん向けの歯磨き粉は2種類ですが、いずれも小さなお子さんにも好まれるディズニーのキャラクターのかわいらしいパッケージになっています。

●クリニカKid’sジェルハミガキ

ジェル状のフッ素入り歯磨き粉です。

ジェルタイプなので、小さなお子さんでも歯磨き後のうがいがしやすい上、泡立ちが少ないので仕上げ歯磨きのときに磨き残しのチェックも簡単です。

初めて歯磨きに挑戦する子どもさんや子どもさんの歯磨き後の仕上げ歯磨きのときに、ぜひ使っていただきやすい歯磨き粉です。

味は”グレープ””いちご”の2種類です。

●クリニカKid’ハミガキ

クリニカの子ども向けのフッ素入り歯磨き粉です。

デキストラナーゼ酵素の効果により、プラークを分解しますので、効果的なプラークコントロールができます。

味は、子どもさんが使いやすい”いちご””グレープ””ピーチ”の3種類です。

〇まとめ

今回は、クリニカのフッ素入り歯磨き粉についてお話ししました。

クリニカからは、大人向け、子ども向けに、それぞれ数種類の歯磨き粉が発売されています。

大人向けでは、

クリニカアドバンテージ+ホワイトニングハミガキやクリニカNEXT STAGE

美白効果を高めたいなら、クリニカエナメルパール

子ども向けでは、

仕上げ目的なら、クリニカKid’sジェルハミガキ

子どもさんご自身での歯磨きなら、クリニカKid’sハミガキ

がおすすめです。